教会概要
SUMMARY
北町教会の生みの親 は元板橋教会主任、 フランシスコ会のゲレオン・ゴルドマン神父です。同神父は、 増加する板橋区周辺の信者のために、 東上線沿線に、 もう一つの教会を建てることを思い立たれ、 いろいろと運動された結果、 ケルン教区から多額の寄付が贈られました。 その資金によって、 現在の場所に土地を購入し、 教会と幼稚園が建ちました。 このような経緯で、 北町教会は、 1959年 (昭和34年) 4月5日、 現在の園舎の一棟を仮聖堂として誕生しました。 保護の聖人は、 使徒聖アンドレア、 初代主任司祭は、 故徳川泰圀師。同年11月3日、 元広島教区司教のヨハネス・ロス司教様を迎えて、 現在の聖堂の献堂式が行われました。 松谷謙司氏の彫刻になる高さ110センチの聖アンドレア像は、 聖堂の内陣に安置されました。
教会誕生のときに板橋教会から移籍した69名の信徒は、 今では750名を超えました。 召命のお恵みもいただき、 これまでに関根英雄師、 立花昌和師、 シスター関根清恵 (汚れなきマリア修道会)、 赤岩聡師、寺濱亮司師の方々を送り出しています。
2018年に耐震補強工事が施された聖堂は、木造トラス組工法によって柱のない巨大空間を現しています。建材にはヒノキが使用され、当時の職人達の知恵と工夫が生かされた希少な建造物です。この聖堂の響きの良さを活かし、コンサートなども数多く開催されています。
5月は色とりどりのバラが咲き、青い空に白い聖堂が映え、一年で最も美しい季節です。幼稚園が併設されており、聖堂前の園庭には元気に遊ぶ子どもたちの姿が見られます。
教会活動
委員会 | 教会委員会 財務委員会 |
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活動グループ | 典礼部会 広報係 日曜学校 中高生会 その他 |
カトリック北町教会の歴史
HISTORY
誕生まで
板橋教会(1953年献堂)2代目主任グレオン神父様は、板橋にもう一つ教会が必要と思われ、司教館にたびたび頼みに行かれました。ドイツのフリングス枢機卿様が来日していた際にも寄付をお願いしてました。
当時は、戦後まもない時期で、東京には教会を必要としている所はたくさんあり、板橋区にもう一つというのは難しい状況でした。それでも、グレオン神父様は、あきらめずに修道会に寄付を頼んだり、土地をオートバイで探すなどして、走りまわってました。
そして願いがかない、ある日突然、、ドイツ・ケルン教区から多額の寄付の申し入れがありました。そしてついに、土井司教様から板橋区にもう一つ教会をたてる許可が下り、車でも電車でも便利な練馬区北町のこの地に北町教会を建てることになりました。
聖堂は当初、中世のカトリック教会のように、十字架や塔があるイメージで考えられました。しかし、予算の関係で、尖塔の部分を切りとったようなデザインになったようです。1958年12月15日に着工し、司祭館、伝道館(幼稚園)、付属住宅、聖堂の順に建てられ、7月31日に完成しました。翌年、幼稚園の新築工事、伝道館や付属住宅の移動工事も行われ、1960年8月31日にすべて完成しました。
誕生
1959年(昭和34年)4月5日(白衣の主日)北町教会誕生
保護の聖人 聖アンドレア
11月3日 聖堂献堂式
1959年(S34) | 4月5日 白衣の主日 北町カトリック教会誕生 11月1日 新聖堂で初ミサ 11月3日 献堂式 ヨハネ・ロス・SJ司教司式 |
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1960年(S35) | 2月28日 十字架の道行き設置 9月10日 北町カトリック幼稚園開園式 11月30日 聖アンドレア像の祝別式 |
1963年(S38) | 12月21日 聖心・聖母両祭壇できる |
1965年(S40) | 3月7日 日本語による新典礼ミサ |
1968年(S43) | 5月26日 白柳補佐司教公式訪問 堅信式 |
1969年(S44) | 11月2日 教会創立10周年 |
1970年(S45) | 9月27日 浜尾補佐司教公式訪問 堅信式 |
1971年(S46) | 3月14日 聖堂における男女の席の区別廃止 |
1979年(S54) | 11月25日 教会創立20周年式典 白柳大司教司式ミサ |
1981年(S56) | 12月25日 25周年事業として聖堂外部塗装とフェンス整備完了 |
1982年(S57) | 12月5日 北町教会教区墓地購入(五日市) |
1998年(H10) | 5月5日 北町教会創立40周年 |
2003年(H15) | 4月20日 豊多摩北宣教協力隊(豊島、板橋、志村、北町)となる |
2005年(H17) | 3月27日 アンドレア館落成祝賀会 白柳枢機卿来訪 |
2008年(H20) | 11月30日 献堂50周年記念イヤースタート |
2009年(H21) | 8月29日 聖堂改修工事終了 |